家族をつなぐダイニング!五感でおいしさ演出する空間づくり

食事の場であるダイニング。  家族にとってだんらんの場であり、くつろぎ空間でもあります。

とはいえ、みんな揃ってゆっくり食事を楽しむ余裕などないよ・・・、という方も多いのでは?

 

こんにちは!
暮らしをリノベーションする くらリノ です。

 

  • 共働きで忙しく、さっさと食事を済ませて家事を終えたい
  • 帰りの遅い夫は、みんなが食べ終わってからひとりきりの夕食
  • 友達とのLINEに夢中の子供たちは、食べたらすぐに部屋にこもってしまう

食べる時間が家族別々だったり、お腹を満たすだけの食事になっている人も、本当はもっと “食べる” という空間を楽しみたいと思っているはず。

ここでは、ダイニング空間を工夫することで、食事を通して家族がもっとつながるコツについてお話します。

 

生きていくために最も大切なことは、食事である

「食事」「運動」「睡眠」が健康に大きく影響することは誰でも知っており、その中で最も大切なのは「食事」です。

だけど、健康的なものを食べ、お腹が満たされることだけが食事の目的なのでしょうか?

体も心も満たされる食事

食事の目的は次の3つ。

①身体的な面:健康の基礎 

食べたり飲んだりすることは、生きていく上で不可欠です。

旬のもの、新鮮なものを食べ、脂肪や塩分や糖分などのとりすぎに気をつけて、体の状態を整えていきます

②精神的な面:生活の楽しみ

美味しく味わうことは、何より日々の暮らしに楽しみと喜びを与えてくれます。

素材を楽しみ、雰囲気を楽しみ、五感全体で味わうことで、精神的にも満足感を得られるのです

③社会的な面:コミュニケーションの場

食事はひとりで楽しむだけではなく、他の人と共有することでより楽しく味わうことができます。

家族や愛する人、友人など、大切な人と楽しい時間を過ごすことは、人生の至福のときです。

 

食事のあり方の変化

多くの人は毎日の食事を、家族とのつながり、コミュニケーションの場のひとつとして捉えています。

 1日のはじまりは、朝食をとることでからだにエネルギーを補充してくれる

家族みんなで夕食をとることで、会話を楽しみ、家族のつながりを感じ、ゆったりとリラックスできる・・・

しかし、習慣や時代の変化とともに、そんな食事風景も大きく変わってきています。

 

食習慣や食べ方、食事空間の変化

個食・孤食 家族が揃って「食卓を囲む」食事から、家族が別々の時間に食べ、子供だけの食事も増えてきている。

欠食 朝食を取らない、ダイエットのため食事制限、あるいは、食事を取る時間を惜しむなど、規則正しい生活リズムとバランスの取れた食事が取りにくくなっている。

食事の簡素化 フルタイムで働く共働き世帯では、手早く、簡単に食事ができることが求められる。 お惣菜や冷凍食品、あるいはコンビニ弁当や外食ですますなど、食事内容の変化。

ながら食べ 子供の頃からテレビ見ながら食べてきた人は、食事の時テレビを付けるのが習慣。 ひとりきりで多いのが、スマホ片手にしながらの食事

 

いつも手作りのものを家族が揃って食べるのは、なかなか難しいと思います。

だけど食事は、マナーや人間関係、コミュニケーションの基本を学ぶ大切な場。

体の栄養だけでなく、心の栄養も取れるよう、食にこだわる「家族の日」など設けてみてはいかがでしょうか?

 

ダイニングを、もっと暮らしの真ん中に

暮らしの中心は、リビング?  それともダイニング?

食べることに、くつろぐためのリビング要素が加わった「リビングダイニング」。

あるいは、食べるという行為とつくるという行為が同じ空間の「ダイニングキッチン」という考えにより、ダイニング空間も変わってきました。

 

リビングダイニング LDKがあまり広くない場合は、独立したダイニングテーブルを置かないことでリビングスペースが広く取れる、リビングメインの考え。

リビングに設けたローテーブルとソファ兼用のいすでテレビを見ながら食事ができ、そのまま移動しなくてもくつろげます。

ただし、キッチンとの距離がある分、後片付けをする人の負担は増えます。

ダイニングキッチン 「食べる・つくる」空間を暮らしの真ん中に考えています。

かつてテレビは、家族全員のコミュニケーションの場を担っていましたが、今やテレビは各自の部屋で見ることもあり、パーソナル化してきています。

ならば、家族のコミュニケーションの中心として、テレビ空間のリビングより、食空間のダイニングスペースこそ、もっと重視すべきではないでしょうか?

 

精神的に満足が得られること、それが大事

家族が一緒に食事をすることで、心地良い時間と空間を共有できます。

ひとりで食べる時さえも、自分のために少していねいに「食」を味わうことで、“自分へのおもてなし”となるのです。

もてなすとは、大切な人との時間を大切にしたい、楽しみたいという豊かな思いから始まります。

だから、時間がないときは手作りにこだわらず、お惣菜を並べたり、冷凍食品だっていいのです。

環境を整え、五感で精神的満足を得ることで、豊かな食空間は生まれます。

 

次からは、ダイニング空間を工夫する具体的な解決法をお話ししましょう。

 

食事こそ、最高のもてなしの場である

食事は、味だけではない、食事のための器やテーブルや空間全体を愉しむことで、おいしく味わうことはできるのです。

「見た目がきれい」とか「いい匂い」とか「気持ちいい」と五感が喜べば、脳は「楽しい食事」と捉えます

食事は五感すべてで楽しめる

五感すべてで味わえる楽しみ方って、食事の他にはないでしょう。

視覚 料理は目で味わうと言われるほど、目からの情報が影響。

  • 食材の彩り、盛り付けの仕方、食器やテーブルウェア
  • 照明の光の色で、食欲が増したりおいしさを感じる

聴覚 テレビを消して会話を楽しむ。ときにはお店のように静かな音楽をBGMに…。

  • シャキシャキ、ぽりぽり、野菜を噛む音 シュワシュワ泡が弾ける音
  • ホットプレートなどテーブルでの調理で、肉がジューッと焼ける音も食欲を増すBGM

嗅覚 香りで料理のイメージが変わるほど、最初に刺激を受ける。

  • スパイシー、さわやか、ほろ苦い、甘く幸せ感じる香り…
  • 食材のもつ香りや香辛料を味方にして、食欲アップも

味覚 おいしさを味わういちばん重要な部分。

  • 温度も重要。アツアツで食べたいのに冷めてしまったり、反対にぬるくなったものは、おいしさ半減…
  • おいしさと栄養のバランス

触覚 舌や喉、よく噛む、手触りといった感覚も、料理にアクセントを与える。

  • 食材が持つ歯ごたえ、舌触り、喉ごし。ツルツル、パリパリ、ふわふわ…
  • テーブルの木の質感やクロスの手触り

心で味わう いただきます ごちそうさま おいしかったよ

食べ物や、作ってくれた人に対する感謝の気持ちを忘れずに。

 

いつもていねいな食事が難しいなら、月に1回「家族の日」を決め、このときはゆっくり時間をかけ、家族揃って「おいしく食べる」ことに専念してみませんか。

みんなで「おいしいね」を共有し、五感をつかって味わう食事は、最高のごちそうになるはず!

 

インテリアのこだわりがおいしさを演出する

部屋の環境

陽の光が入り、新鮮な空気が流れ、快適な温度と湿度が保たれた部屋。

食事を楽しむために、余計なものはできるだけ視界に入らないよう、いつもスッキリ片付けたいですね。

人が通るスペースは十分確保し、椅子を引いたときも圧迫感がないように余白を残しましょう。

ベランダや庭があるのなら、たまには気分を変えてアウトドアダイニングを楽しめば、いつもより会話も弾むことでしょう。

ダイニングテーブルといす

家族のコミュニケーションの中心として、ダイニングテーブルは大きめをおすすめします。

食事をするときの平均的なスペースは、ひとりあたり幅60cm、奥行き40cmが基準です。

ファミリーでのテーブルなら、4人掛けの長方形で150cm✕85cmくらいがゆったりです。

エクステンションテーブルと呼ばれる伸長タイプもあり、これだと人が増えたときだけサイズを伸ばして使えるので便利。

長方形や正方形のデザインは、一方を壁にくっつければスペースもコンパクトにおさえられますね。

椅子は、テーブルとセットの場合は高さも問題ないですが、別々に購入するときは、テーブル天板から椅子の座面までの差」が座り心地に大きく影響します。

たとえばテーブルの高さが70cmの場合、椅子の座面高さは42cmと、この差28cmが快適です。

なお、椅子は全部同じデザイでなくても構いません

2脚づつ、あるいは全部違っていても、かえって動きが出ておしゃれな雰囲気になりますよ。

食事のとき以外は、できるだけテーブルの上に何も置かないようこころがけましょう。

とはいえ、花を飾ることは心のゆとりにつながります。

テーブルに1輪でも花があると、ぱっとあたりが明るくなりますね。

照明

食事の雰囲気を左右する照明は、最もこだわりたい部分です。

オススメは、シーリングライト(天井付けの照明)ではなく吊り下げタイプのペンダント

あかりが低めに来ることで光の高低差ができ、ダイニング空間にメリハリが生まれます

デザイン性の高い照明を選べば、点灯していないときもお部屋のアクセントとなりますよ。

誰かの誕生日や特別なときには、テーブルにキャンドルを置いてみましょう。

料理も食卓を囲む人の顔もあたたかな光りに包まれ、いっそう食事が美味しくなり、空間をドラマチックに演出することができるのです。

食器とテーブルウエア

食事は、料理そのものの印象もありますが、背景となる器やランチョンマット、テーブルクロスにこだわることで、簡単においしさを演出することができます。

食器の色で素材が引き立ったり、あるいはお皿への盛り付け方で、印象を変えることは可能です。

白の食器だけでなく、紺や黒など濃い色は和食ともあうので、いくつか用意して気分で選んでも楽しいですね。

盛り付けも、大きめのお皿に多すぎない量で抑えたほうが、お皿という空間に余白ができ、ゆったりした気持ちで味わえます。

お気に入りのカップで飲むコーヒーが格別なように、お気に入りの食器やクロスで、おいしい気持ちを盛り上げましょう。

 

まとめ

食事は、体の健康のためだけではありません。

心も満足し、なにより家族とのコミュニケーションの場なので

  1. 食習慣や食べ方を見直す
  2. ダイニング空間を見直す
  3. 五感すべてで味わうという意識
  4. テーブルや照明、食器など、インテリアにこだわる

ダイニングで家族のつながりを感じながら、おいしい時間を楽しみましょう!

 

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