【夏を乗り切る涼感UP法】在宅時間が増えても平気!エアコンだけに頼らない暮らしの工夫

本格的な夏の到来を前に思うこと。
「今年も暑さが厳しそう」「電気代も心配」「他に暑さ対策はないのだろうか」・・・

もっと快適に夏を過ごしたいですよね!

 

こんにちは!
住まいと暮らしのコンサルタント 川崎育代です。

 

年々暑さが厳しくなり、もはやエアコンなしで生活するなど考えられませんが、電気代を含め健康や暮らしへの影響もあり、ちょっとした工夫で暑さを乗り切るコツはないのでしょうか。

特に、新型コロナで在宅ワークの増加など働く環境も大きく変わり、家で過ごす時間が増えたことで、多くの人がもっと快適な暮らし方を意識しだしました。

そこで今回は、

  1. 暑さ対策の住まいの工夫
  2. 心地よい暮らしの知恵
  3. 作業の効率アップ&エコにもつながる夏の過ごし方

のポイントをご紹介します。

生活にうまく取り入れて、夏をたのしみながら乗り切りましょう!

 

先人の知恵に学び、現代の暮らしに活かすヒント

日本には昔から気候風土に適した伝統的な住まいがあり、断熱性や気密性、設備機器がなくても快適に暮らす知恵が溢れていました。

吉田兼好の徒然草に「家の作りやうは、夏をむねとすべし」という有名な一節があり、これは、「日本の住居は夏を中心に考え、通気性を重視したつくりにするべき」ということです。

冷暖房の設備が普及する現代ではそれでは効率が悪いので、気密性や断熱性を高めた住宅に変わり、室内環境はぐんと向上しました。
しかし、一方でシックハウスやカビの発生など新たな問題も起きています。

夏季、高温多湿となる日本では、現代においても風通しを住まいの基本にすべきです。

冷暖房で効率的に室温を整えながら、先人たちの知恵を取り入れて、新しい発見と住み心地の良さを追求していきましょう。

 

室内環境をコントロール!住まいのエコアイデア

冬は暖かく、夏は涼しく暮らしたい。光熱費もなるべく掛けたくない。
設備機器に大きく頼るのではなく、環境の工夫とアイデアで暑さを軽減させたいですね!

部屋の外と内とで、太陽熱をカット

陽の熱を入れない、室外の工夫

部屋の温度が上昇するのを防ぐには、太陽の熱をできるだけ室内に入れないようにすることが大事。

このとき、部屋の外側で太陽の熱をカットする方が、内側からさえぎるよりも高い効果が得られますよ。

日よけ 窓を覆うように「すだれ」を上から吊るしたり、窓の外に「よしず」を立てかけて日差しをさえぎりましょう。

ベランダに面した掃き出し窓の場合、ベランダの床に反射した熱が入り込んでくるため、床全体を覆うような大きめのすだれやすのこなどを設置するのもおすすめです。

緑のカーテン 朝顔やヘチマ、ゴーヤなどツル性の植物で、窓の周辺をすっぽり木陰にします。

日差しをさえぎるだけでなく、葉の気孔から水が蒸発するときに気化熱を奪って涼しくなるし、見た目にも清涼感ありますよね。

 

手軽にできる、室内の工夫

カーテンやブラインド 日差しをさえぎり、窓からの熱を防ぎます。
特に遮熱カーテンは、窓から入ってくる熱の影響をやわらげ、室内を快適に保つので、冷房効果が高まり省エネにも!

通気性を考えてブラインドにしたり、すだれ&カーテンのダブル使いもいいですね。

断熱・遮熱シート 窓ガラスの内側に貼って、日射熱や紫外線をカットしてくれるガラスフィルムも効果がありますよ。

風の道をつくリ、体感温度を下げる

風速が1m/秒増すごとに、体感温度は1度下がると言われていますが、たしかに無風状態より風のある方が涼しく感じます。

窓を開け放し、家具などで風が遮られることのないよう動線を工夫し、空間を広く確保しましょう。

窓は、1ヶ所では室内に風を入れることはできません。
風の入口と出口になるよう2ヶ所以上の窓を開け、風の通り道をつくることでこもった熱や湿気が排除されますよ。

水と風、気化熱を利用して

気化熱とは、水が蒸散する時に周囲の熱を奪って気温が下がる現象のこと。

打ち水 朝夕の涼しい時間帯、特に夕方陽が傾きはじめた頃に、日陰や風通しのよい場所へ水をまくと、気化熱で周囲の温度が下がり、体感温度を下げてくれます。

なお、日中の暑い時間帯に水をまくと、湿度が高まって逆に蒸し暑く感じることもあるため避けましょう。

涼風 カーテンを洗ったら、そのまま風通しの良い窓のカーテンレールにかけて干します。
特に晴れた日は効果的!風で乾くときに周囲の
気化熱が奪われるので、涼しく気持ちのいい風が入りますよ。

ペットボトルを凍らせて扇風機の前に置けば、風が氷で冷やされて涼しさアップ!

昔ながらの暑さ対策。お金もかけず、理にかなった方法ですよね。

五感が喜び涼感アップ!感受性豊かな暮らしのアイデア

熱中症対策にエアコンは欠かせませんが、暮らしで大切にしたいのは、五感で感じる心地よさ

視覚:見た目で涼をとる

ブルー系 見た目に涼しい印象を与えてくれる色のパワーを、インテリアに取り入れましょう。
寒色と言われるブルー系は、体感温度マイナス3度の嬉しい効果が!

素材 ガラスの器やグリーンを並べるだけでも涼しげですね。

聴覚:音で涼しさを演出

風鈴 どこかノスタラジックな気分を呼び起こしてくれる、夏の風物詩。
風鈴の音色には、小鳥のさえずりや小川のせせらぎのような「1/fゆらぎ」もあり、暑さでうんざりした気持ちも癒やされます。

波の音 ザザーン…、海の記憶や水をイメージすることで、脳が勝手に冷たく気持ちがいいと勘違いしてくれますよ。

嗅覚:香りですっきりリフレッシュ

アロマやお香 清涼感あるミントベースや、解熱作用のあるグレープフルーツなど柑橘系の香りで涼しさを。

ハッカ油 虫よけとしても定番。夏場のお風呂に数滴垂らしたり、薄めてスプレーにしたものをお風呂あがりの身体にシュッとするだけでスーっと爽快感を味わうことができます。

味覚:旬の野菜とともに

暑いからといって、冷たいものばかりとるのはやめましょう。
むしろ、辛さや熱いものをとり、汗をかくことで熱を発散させるほうが良いですよ。

夏野菜 夏バテ防止には、その時期に必要となる栄養素が多く含まれている旬の野菜を積極的にとりましょう。
トマトやキュリなど、水分やビタミンを多く含んだり体温を下げる効果がありますよ。

刺激を与える 食欲が落ちがちな時期こそ、辛い、酸っぱいなど刺激のあるスパイスを、普段の料理にもっと取り入れてみましょうね。

触覚:手足の感覚をたのしむ

素足が気持ちいい フローリングや畳、いぐさなど、足の裏からひんやり感じる心地よさ!
じゅうたんをゴザに替えたり、
椅子の座面を張替えるなど、夏ならではの素材のあじわいを全身でたのしみましょう。

清涼感ある服 通気性のいいものや速乾性の高いものをえらびましょう。
リネン素材は肌に触れた瞬間にひんやりと感じ、コットンは汗を吸収してくれますよ。

快眠 竹やいぐさのマットで心地よい眠りを。竹は体の熱を吸収してくれ、肌触りひんやり、熱がこもりません。
寝苦しい夜は、熱を吸収する小豆の枕も効果的です。

五感で感じる涼を積極的に取り入れることは、心地よい暮らしには欠かせませんね。

 

頑張りすぎない暮らし、心地よい夏の過ごし方 

とはいえ、夏を乗り切るためにはやっぱり電化製品や涼感グッズも活用して、機能的に暑さ対策しましょう。

エアコンの効果をアップさせるもの

エアコン+除湿機 特に梅雨時期の部屋干しにはぜひダブル使いを。湿度をコントロールすることで、カビ・ダニ対策にもなります。

エアコン+扇風機・サーキュレーター エアコンで冷やされた空気を循環させることで、温度ムラも解消できますね。 

換気時、窓を開けると同時に風を流してより手早く換気する。気温が上る前に部屋の湿度を下げておく。
湿度や風を調整することで、体感温度を下げることができますね。

涼感グッズの紹介

首掛け扇風機 ヘッドホンのように首から掛けて使用する首かけ扇風機。ハンズフリーで使用できるので、暑い場所での作業時の熱中症対策にも。荷物を持っている買い物時やアウトドアなど幅広く活躍します。

保冷剤 専用のグッズもいいですが、食品についてくる保冷剤を冷凍し、タオルなどでくるんで首の後ろ側や脇の下などのリンパに当てれば、体温を下げることもできます。

暑さをやわらげる暮らし方

熱カットの調理 便利調理家電のお世話になるのも手です。
火を使わずにできるメニューを増やすなど工夫して、暮らしから出る熱のカットに努めましょう。

北向きの部屋 日当たりが悪くデメリットに感じていた北向きの部屋。夏は涼しく日焼けもしにくいので、見直してみてはいかが?

高気密高断熱の住宅や、高機能な機械設備に頼るばかりの暮らしも、先人の知恵を学ぶことで心地よい暮らしの選択肢が広がります。

ほかにも「涼」を取り入れるアイデアを見つけたり工夫をこらすなど、今年の夏ももっと元気に過ごしましょう!

 

まとめ

先人の知恵から学ぶ、涼しさアップの暮らしの知恵と工夫について述べました。

  1. 暑さ対策の住まいの工夫
  2. 心地よい暮らしの知恵
  3. 作業の効率アップ&エコにもつながる夏の過ごし方

光や熱を遮るカーテンやブラインドの記事も、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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