ゆっくりお風呂に入る時間がもったいないからと、手早く入浴を済ませていませんか?

面倒だからと、毎日シャワーだけで済ませていませんか?

小さいお子さんといっしょに入浴されている方は、ゆっくりバスタイムを楽しむ余裕など ないかもしれませんね。

だけど、ひとりで入浴する時間が持てるなら、バスルームをリラックス空間として楽しまない手はないですよ!

なぜなら入浴の仕方で、からだや心の疲れが癒やされるばかりか、脳も活性できるから!

こんにちは!
住まいと暮らしのコンサルタント   くらリノ です。

明日も活動的に過ごすために、今日の疲れは全部取り払い、心身ともにゆっくりくつろぎたいですよね。

ここでは、バスタイムを自分だけの贅沢な時間に変え、最高のリラックスタイムにする方法をお話します。

体も心も脳もリラックスできる入浴とは?

入浴の目的は、からだの汚れを取るだけでありません。

あたたまることで全身の筋肉の緊張もほぐれ、脳も心もゆったりでき、安眠へとつながります。

お湯につかることで得られる3つの作用

シャワーだけで済ませていませんか?

シャワーは、体や気分をリフレッシュする効果はありますが、ゆっくりリラックスはできません。

リラックス効果を得たいなら、シャワーではなく「お湯につかること」が大事!

入浴が身体に与える効果には、次の3つの作用があります。

①温熱作用

お湯につかることで、体がぽかぽか温まり、血の巡りが良くなります。

その結果、新陳代謝が活発になり、体にたまった老廃物やコリ、疲労物質が除かれ、疲れが取れやすくなります

②水圧作用

マッサージ効果もあり、手足にたまった血液が押し戻されて心臓の働きが活発になります。

血液やリンパの流れを良くして、むくみの解消にもつながります。

③浮力作用

プールや海に入ると体が浮くように、お湯に浸かると浮力の影響で、体に感じる重さは普段の10分の1に。

体重を支える筋肉や関節が休まり、体全体の緊張がほぐれ、脳にも大きなリラックス効果が得られます。

入浴で、ストレスから解き放たれる

体の疲労回復

お湯に浸かることで、体の不調や疲労を回復させてくれます。

冷え・肩こり・腰痛の痛み緩和、むくみの解消など、健康だけでなく、美容面からも嬉しい効果が。

心が休まる 

ストレスから開放され、体も心も疲れを洗い流し、心身ともにリセット。

自律神経を整え、ゆっくりリラックスすることで、安眠へとつながります。

脳への刺激  

体を洗う以外で入浴中にすることで多いのが、「マッサージ」、そして「考え事、瞑想」です。

浮力を感じながらぬるめのお湯にゆったりつかると、脳はリラックスし、α波を出します。

α波は、音楽や集中するとき出る脳波のことで、脳のストレスが少ないため創造的になります。

脳がくつろぐことで新しいアイデアがひらめいたり、取り組んでいた問題に対するヒントが浮かんだこと、誰しも経験あるでしょう。

入浴することで、脳を完全にストレスから解き放しリフレッシュできる、そんな瞑想タイムにしてみてはいかが?

疲労回復&リラックスにおすすめの入浴法

自律神経に影響する湯温の違いは、心の疲れか体の疲れかで選ぼう

お風呂は、湯の温度で効果がまったく異なります。

就寝前ならぬるめのお湯につかってゆったりするのが良いですし、悩みやストレス、やり残した仕事がある場合は、熱いお湯につかって脳を引き締め、気分転換を図りましょう。

ぬるま湯(38℃〜40℃)は、精神的疲労に効果

38℃から40℃のぬるめのお湯は、副交感神経系の働きによって代謝活動は緩徐となり、筋肉も緩み、全身的にゆったりとリラックスできます。

15〜20分ゆっくり時間をかけてお湯につかることで、ストレス解消となり、疲労回復できるのです。

不眠や神経衰弱などの改善に有効で、これから睡眠や休息を取る場合に効果的

熱いお湯(42℃以上)は、筋肉疲労に効果

42℃以上の熱いお湯は、交感神経が優位な興奮状態になり、身体や脳に刺激を与え、心臓の働きを強めます。

痛みを和らげるので神経痛や肉体的疲労の回復、肩こりにも効果があります。

しかし、急激な血圧上昇につながることもあるので、5〜10分、短めの入浴にしましょう。

目がシャキッと覚めたような感覚になるので、朝風呂派やこれから活動を行う場合に効果的

全身浴か半身浴かは、疲れている部位によって選ぼう

肩までゆっくりお湯につかる方法

温熱、水圧、浮力の効果を最大限に活かすことができて、お湯につかる気持ちよさが実感できます。

デスクワークなどで肩こりや腰痛のある人は、肩までお湯につかることで、冷え性の改善や血流促進効果を高め、首や肩、腰の筋肉をほぐすことができますよ。

みぞおちくらいまでお湯につかる方法。

心臓への負担が少なく、ゆっくり長く入浴したい方には水圧がかからず、急激な体温の上昇も少ないので、体に優しい入浴法と言えます。

足のむくみや疲れの解消にも効果的です。

寒い時期は上半身を冷やさないように、タオルで肩を温めておくと良いでしょう。

入浴中の腹式呼吸で、リラックス効果がUP!

深い呼吸は、副交感神経に働きかけてリラックスできます

  • 楽な姿勢で目を閉じて、おへその下を両手で軽く押さえたら、鼻からゆっくりと息を吸い込み、4秒間かけておなかをふくらませ、そのまま5秒間息を止める
  • 8秒間かけてゆっくり息を吐き出し、おなかをへこませる
  • これを1セットとして3セットほど繰り返してみる

なお、入浴前と後の水分補給も忘れずに行ってくださいね。

ゆっくりリラックスできるバスルームづくり

お手入れ法と、手軽に取り入れられるくつろぎアイテムについてご紹介します。

日常の空間づくりは、気持ちのよさからはじめよう

お手入れのポイントは、カビと水アカ

水まわりで大切なのは清潔であること!気持ちよさにこだわりましょう。

特にカビと水アカは、バスルームで最も気になるところ。

たいていお風呂に入るのは夜なので、それほど明るくない空間で湯気もあり気がつきにくいけれど、日中明るい中で見たらカビにびっくり!ということ、ありますよね。

カビが生える条件は、「温度」と「湿度」と「栄養分」

  • 最後にシャワーでさっとバスルーム全体に水をかけ、スクイジー(水切りワイパー)で壁や天井の水分をとる
  • 梅雨時や冬以外は窓を開けたり換気扇を回したりして、「温度」や「湿度」を逃す
  • 床の隅や排水口まわり、洗面器の水アカも、こまめにお手入れして「栄養分」を減らし、カビの発生を抑える

鏡は石鹸などの汚れが曇りの原因にもなるので、こちらも最後にさっと水をかけて水切りしましょう。

照明で落ち着いた雰囲気づくりを

それほど明るさは必要としないところなので、ゆっくりくつろぐためにも、温かみのある照明で落ち着いた雰囲気づくりをしましょう。

浴槽につかりながら眺められる窓があるなら、外に緑を植えてライトアップすると、よりリラックス空間が楽しめますよ。

バスルームで観葉植物を育てよう

窓辺や棚に、ちょっとした観葉植物を置くのはいかがでしょうか。

アジアンタムやシンゴニウム、オリヅルランなどは湿度にも強いので、おすすめですよ。

土のいらないハイドロカルチャー(水耕栽培)なら、虫も心配もなく清潔で、ガラスなど容器にこだわることでインテリアとしても楽しめます。

非日常を楽しみむためのアイテム

香り 入浴剤やバスソルトで、癒し効果をアップ!

リラックス効果の高い「ローズ」「カモミール」など、お好みの香りは神経や筋肉をより緩めてくれますよ。

音楽 心地よい音楽で、疲労回復やストレス解消に!

防水タイプの音楽プレーヤーやスピーカー、防水機能のスマホを使えば、ゆっくりお湯に浸かりながらバスルームに響く音を楽しめますね。

 照明を落として、キャンドルの灯りだけにしてみよう。

リゾートホテルのようなラグジュアリー気分も味わえそう…。

マッサージ 100円ショップでも手に入る、簡単なローラーやマッサージグッズで。  心も体も緩みます。

嗅覚、視覚・聴覚を利用することで、より心地よい刺激が脳に伝わり、α波も出やすくなります

このような空間でぬるめのお湯にゆったりつかり、体も心も脳もリラックスさせましょう。

まとめ

入浴方法と効果、快適なバスルームについて述べました。

  1. お湯につかることをオススメ!お湯の温度が大事
  2. リフレッシュ効果とリラックス効果
  3. 入浴方法で、体も心も脳も安らげる
  4. 日常の空間づくりと非日常の楽しみ方

快適なバスタイムで心身ともにリラックスし、次の日からのエネルギー回復につなげましょう。

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