あ~、また大掃除の時期が来た・・・
年末年始のお楽しみとは裏腹に、毎年決まって頭を悩ます大掃除!
やらなきゃいけない、だけどやる気が起きない!めんどくさい…!
そうやって、毎年「今年も大掃除できなかった」とダメ出ししているあなたにお届けします。
こんにちは!
住まいと暮らしのコンサルタント くらリノ です。
ただでさえやることいっぱいの年末。
あれもこれもやらなきゃ、忙しい忙しいと、心を亡くしながら過ごしたくありませんよね!
そこで今回は、今年こそやるぞと決めたけど次第にやる気を失っているひとが、追い詰められることなく大掃除を始めるための記事です。
掃除するのを諦めるのではなく、できる限り部屋も気持ちもスッキリさせたい。
切羽詰まってもなんとかなる、できないことに罪悪感を感じないで済む方法についてお話します。
目次
めんどうな大掃除。ハードルを上げているものは?
日頃の掃除は、汚れやホコリが目立つからと言った理由で取りかかれます。
あるいはいつものルーティンだから、決まった場所を決まった手順で済ませることもありますね。
ところがつい大掃除となると、普段はできないこと、いつも以上に見えないところまできれいにしなきゃ!という気にかられます。
そう!
自分でハードル上げているのです。
完璧にやらなきゃいけないと、思っていない?
✔ いつもはやらない隅々まで「きれいにする」
✔ 溜まったいらないものを「捨てる」
✔ 工夫して「整理・収納する」
毎年、これら全部しなきゃいけないと考えやり始めるけれど
- 思うように進まず時間がかかりすぎて、中途半端なまま終わる
- 途中で飽きたり、疲れてしまう
- 結局、汚れも不満も残ったまま年が明ける
そんな経験、ありませんか?
大掃除を面倒にしているのは、「掃除」と「片づけ」両方をうまくやろうと思うから。
計画を立てて早めに取り掛かれるひとはいいけれど、年末の押し迫った時期に両方頑張ろうとしても無理!
心の負担を減らすには、どちらかに絞ったほうがいいですよ。
年末にするものだと、思っていない?
普段もそれなりに掃除しているからこそ、年末はもっときれいにするべきだとハードル上げてしまいます。
必要以上に自分を追い込むことはないですよ。
足の踏み場もないくらいモノがあふれた「汚部屋」ならば、年末の大掃除くらいでは間に合いません。
慌ただしい年末ではなく気持ちに余裕のある時期に、しっかり時間を取って計画的に始める必要があります。
また、大掃除で必ずみんながする「レンジフード・換気扇」「お風呂のカビ取り」「網戸や窓拭き」。
汚れが落ちやすい暖かい季節に
したほうがよっぽど効率的!
湿気と気温を味方にできる、梅雨~夏の時期がおすすめです。
※梅雨時期の大掃除についての記事は ▶こちらをクリック!
大掃除は、年末だけにこだわらなくてもいいのです。
大掃除、やりたくない理由と心のブロックのはずし方
めんどうだからと大掃除をあきらめてしまえたらいいですが、きっとそれでは部屋と同様、もやもやしたままスッキリしませんよね!
「これならできる」「ここまではやろう」ということだけに絞ってやりましょう。
その前に、「大掃除=めんどくさい」から開放されることが先決ですよ。
物が多くてうんざり
掃除の前に必要なことは物の量を減らすこと。
だけど、捨てられない、片づけられないと悩んでしまって手が止まるようでは時間がもったいない!
実はうまくいく「片づけかた」はみんな同じではなく、自分にあった片づけかたがあるのです。
※「自分にあった片づけかた」についての記事は ▶こちらをクリック!(ただし、一部有料記事です)
あきらかに使えないものやゴミだけを捨て、あとは余裕のあるときに片づけかたを学んでから取り組んだほうが、ムダもストレスも少ないでしょう。
あそこもここも…、1日では終わらない
掃除に当てられる時間を考えて、やるべき場所とやるべきことを決めましょう。
今まで手つかずな場所は、関心度の低いところ。
どうせきれいになってもあまり嬉しくないと、割り切ることも必要ですね。
寒いし、疲れるし
寒い時期に掃除をすることは、実は理に反しているのです。
- 空気が乾燥し静電気が起こりやすいため、ホコリがくっつきやすい
- キッチンの油汚れ、頑固になって落としにくい
- カビ取り剤を使うにも、寒いから窓を開けたくない
これらの理由から、夏前の大掃除をおすすめするのです。
寒さを我慢して掃除をし、風邪でもひいたら本末転倒。
また、体調を崩したり体力的に厳しいようなら、無理をしないで業者に頼みましょう。
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忙しくて時間が取れない
つい後回しになりがちな掃除や片づけ。
もともと年末の大掃除には、一年間に積もり積もった煤(すす)を払い、気持ちよくお正月の神様をお迎えするためといった意味があります。
仕事や育児、介護など、もっと重要なやるべきことに集中するためにも、いい気が流れる空間であることは大事。
どうしても時間が取れないならば、無理に年内に掃除しなきゃと考えず、年明けでもいいやと気持ちを切り替えましょうね。
どうせすぐ汚されるし…
小さい子どもさんがいる家庭やペットと暮らしている方は、きっと定期的に掃除をしています。
一生懸命掃除をしてもすぐに汚されてしまい、やる気が失せるのもわかります。
だけど、きれいな住まいになるよりも、毎日をストレスフリーで暮らせるほうがよっぽどいいですよね。
ホコリやダニ、カビといった健康被害をもたらすものは取り除く必要がありますが、それとともに日々のイライラは排除して、多少の汚れは多めにみましょう。
掃除を大変にしていることのひとつは、「どこまで」とか「いつまで」とかのゴールがないこと。
最低限やることを決め、いつまでにやるか、無理のない計画で決めたことさえできたならOKですよ!
最小の時間と労力で、効率よくすませるミニマムお掃除術
時間がない、根性もない、だけどなんとかしたい!
たとえ今年は間に合わなくとも、毎年決まって悩むひとのためにミニマムお掃除術をご紹介します。
目的は、ゆるやかに掃除にとりかかれる習慣をつくること。
やり残しOK!
年末だけきれいになるより、いつも気持ちいい状態を続けることのほうが大事ですからね。
ダンドリのポイント
時間がもったいないとすぐに掃除を始めたくなるけれど、ここは我慢!
計画なしにやり始めると、たまたま手をつけたところが気になって、そこばかり集中して時間も労力も使い果たしてしまうことも・・・。
小さいところにこだわりすぎて全体が見えないのでは困ります。
時間はかけたが肝心なところはできなかった、ということがないように!
①お掃除ダンドリ表
最初に簡単でいいから家の間取りを描いて、掃除するためのダンドリ表をつくりましょう。
- 部屋のなかで掃除すべき箇所や内容
- 汚れ具合チェック 特に気になるところは目立つように
ただし、項目がたくさんあると「こんなにいっぱいやらなきゃいけないんだ!」とうんざりしがち…。
全部を一度にやらなくてもいいのですから、プレッシャーを感じることはありませんよ。
②今やること、やらないことを決める
次は、掃除に当てられる日数とやることをリストアップ!
- 1日で完了させるのか、何日かに分けてコツコツやるのか
- 気になるところ、特に汚れている場所、別の時期にやること
- 他の人にお願いしたいこと
頭の中で思い描いていることを紙に書き出してみると、今やるべきことが明確になってきます。
③作業スケジュール
最後は、実際の作業のタイムスケジュールです。
- いつ、どこからやり始めるのか
- それぞれの作業の持ち時間は?
- 掃除道具やゴミ収集日のチェック
あとはダンドリに合わせてやるだけ
時間のロスをなくし、効率を考えて作業に当たりましょう。
- 雑巾を洗う手間を省くため、何枚も用意したり掃除用ペーパーで使い捨て
- 掃除道具はバケツやかごにひとまとめにして用意
- 家具などは最初に動かしておく 中の物を出しておく
- 掃除の基本は、上から下へ、奥から手前に
- あらかじめ、シートを貼る、ラップを巻く、洗剤につけておくなど汚れ落ちしやすい工夫を
年末、どうしてもここだけは…と言うのなら
それでもどうしても年末は時間がなくて、最小限だけ…というのなら、わたしがおすすめするのは冷蔵庫と玄関。
寒い時期だからこそ、冷凍室の中身を出してもあまり問題ないし、食材の保管場所だからこそ、カビや汚れはしっかり取り除きたいです。
玄関をきれいにすることは、砂ぼこりや靴の嫌なニオイなど不浄なものをなくし、外からいい気を取り入れることにつながりますよ。
まとめ
毎年憂鬱になる大掃除を、「面倒だな」「イヤだな」という気持ちから始めないための工夫をお話しました。
大掃除をしてきれいになって、お正月を爽やかな気分で過ごしたい…
もちろんそうですが掃除の目的は、大事な活動に集中したりゆっくり心身が休まる、いい「気」を生み出すための環境づくりです。
年末、必死で大掃除したからおしまい!ではありません。
今年は、完璧をめざすのではなく、自分の心が軽くなるような大掃除にしましょうね。