私の部屋、光が入らなくって暗いのよ
窓を開けたくても隣から丸見えな気がするし、帰って寝るだけの部屋はなんだか殺風景・・・
外はこんなに明るくて気持ちがいいのに、ぱっとしない自分の部屋にがっくり!
気持ちよく部屋で過ごせるように、簡単にイメージアップする方法はないの?
こんにちは!
住まいと暮らしのコンサルタント くらリノ です。
陽の光やあたたかさを部屋に取り入れたり、空気の通り道となる窓。
だからこそ、まぶしい暗い、暑い寒いなど、窓に関する部屋の悩みも尽きません。
カーテンやブラインドなどのウィンドトリートメントは、そんな窓まわりの悩みを解決するだけでなく、開け閉めすることでプライバシーも快適さも確保し、それでいてオシャレだって追求できるのです。
今回は、窓にとって必須アイテムであるカーテンの、失敗しないえらび方のコツをお話します。
窓の演出などあまり意識しなかったあなたでも、模様替えしてお部屋の印象を変えたくなりますよ。
(※「ブラインド・スクリーン・シェード」の記事はこちらからどうぞ)
目次
部屋のその悩み、カーテンえらびで解決できますよ
「陽の光が入らなくって暗い」は、もっとも多い部屋の困りごとのひとつ。
光だけでなく、熱や、音、風通しなど窓に関する悩みはたくさんあり、窓まわりの対策をしっかり行うことで、悩み解決だけでなく部屋全体をイメージアップさせることも可能になります。
窓そのものを変えることは大変だけど、部屋にあったカーテンを正しくえらぶことはすぐにでもできますよね。
…とはいうものの、カーテンには機能やデザインがたくさんあるから、どうやってえらべばいいのかわからない!
カーテンえらびのポイントって、何?
用途に合わせて、機能性を重視
カーテンは、厚手のドレープと薄手のレースの2枚で使うのが一般的で、光や熱など部屋の環境をコントロールするのに最適。
それぞれの特徴を活かせば、カーテンでより快適な部屋づくりが実現できますよ。
遮光 外からの光を遮り、部屋の中の光を漏らさない
遮光カーテンは外の光を遮り室内を暗くする機能で、普通のカーテンとは光の透け具合が大きく違います。
- ぐっすり眠りたい
- 外の視線からプライバシーを守りたい
- 紫外線からお肌と部屋を守りたい
- ホームシアターをたのしみたい
夏の日の強すぎる日差しをカットしたいに時もおすすめですが、完全に光をシャットアウトする性能の高いものはデザインも限られます。
ある程度光もほしいリビングや子ども部屋には、向かないでしょう。
遮熱 熱が窓から入りにくく、室内の温度上昇をおさえる
遮熱カーテンは、窓から入ってくる熱の影響をやわらげ、室内を快適に保つので、冷房効果が高まり省エネにも!
夏の暑さ対策だけでなく、冬は窓から入る冷気を防ぎ、暖房で温まった室内の熱が窓から逃げていくのを防いでくれます。
- エアコンつけているのに暑すぎる
- 冬の夜、窓からの冷気で寝付きが悪い
- 冷暖房の効率が悪く、電気代が心配・・・
遮熱性・保温性のほか、紫外線カットの効果も備わっているものが多いので、1年中部屋を快適に保つことができます。
遮音 特殊加工やコーティングで効果
遮音カーテンは、部屋の中の音がもれにくく、外部の騒音が聞こえにくくなりますが、あくまでも補助的なものとして利用しましょう。
- 外の車の音や踏切音が気になる
- 音に邪魔されず、朝もゆっくり寝ていたい
- ペットの鳴き声が気になる
なお、本格的な音対策が必要なシアタールームなどには「防音カーテン」、反響音が気になるオーディオルームなどより良い音環境が求められる空間には「吸音カーテン」もあります。
(※「騒音」に関しての記事はこちらからどうぞ)
ミラーレース 視線を遮り、外から透けにくい
ミラーレースカーテンは、生地の裏側が鏡面のように光っていて、光を反射させることで外から見えにくく、プライバシーを守ります。
- 外からの視線が気になるが、部屋も明るくしたい
- 女性のひとり暮らしだから心配
- 紫外線からお肌や家具を守りたい
一般的なミラーレースは昼間に効果を発揮しますが、夜は室内の照明をつけると透けてしまうため注意が必要。
夜も透けにくいタイプを選ぶか、厚手のドレープカーテンを閉めれば大丈夫です。
イメージに合わせて、インテリアを重視
カーテンは、部屋の印象を引き上げてくれるマストアイテム。
色・柄だけでなく、手触りや質感、どんなタイプを選ぶかでインテリアの雰囲気がガラリと変わります。
カーテンをアクセントにしたいのか、それとも、部屋を広く明るく見せたいのかで変わります。
- 部屋に溶け込ませて広く見せたいなら、壁の色に合わせて白やベージュなど淡い色で
- 天井を高く見せたいなら、縦ラインが強調される柄もおすすめ
- 暗く濃い色は重くて狭い印象に、鮮やかすぎる色は圧迫感を与えることも
- アクセントカラーにするなら、カーテンの色柄の1色をクッションや小物に使うと失敗しない
(※色に関する記事はこちらからどうぞ)
そのまま外につながり出入りできる掃き出し窓や、ある程度広さのある引き違い窓に使われているのが、左右に開閉するタイプです。
その他、上下にたたみあげたり巻き上げるデザインや、目隠しや間仕切りとして使う固定タイプのものもありますよ。
ドレープカーテンの中でも種類があり、好みや部屋の雰囲気で選択しましょう。
- 色数が多く、カラーコーディネートしやすいプレーンなものや、光沢があったり高級感のあるテクスチャーのあるもの
- 織りによるパターンを特徴とし、高級感やクラシックなイメージのあるもの
- プリントによるパターンを特徴とし、花がらやストライプ、チェック柄など多彩で、近年北欧柄は人気が高い
カーテンレールやタッセル(カーテンを束ねるひものようなもの)も、演出の重要なポイント。
目立たないように取り付ける機能レールと、デザイン性が高くそれ自体がインテリアとなる装飾レールがあり、木製やアイアンなど素材も豊富です。
タッセルはカーテンと同じ生地のものだけでなく、ガラスや貝殻を組み合わせたおしゃれでお手頃なものもあり、小物を上手にアレンジすることで、好みのイメージを演出してくれますよ。
窓に合わせて、条件を重視
機能性やインテリアの効果を最大に活かすためにも、何より大事なことは、窓の種類とサイズに合わせてカーテンを選ぶこと。
天井から床までカーテンを吊り、壁との隙間ができないように窓全体をカバーしなければ、断熱や防音の効果は半減です。
あまり広くない部屋で大きな面積を占める窓に重厚感やゴージャスを強調すれば、部屋が圧迫され息苦しくもなりますよね。
機能性もデザイン性も追求したいカーテンですが、窓1ヶ所1万円以内のものから50万円くらいまでと、価格も大きな幅があります。
何にこだわるかどこを強調したいか、バランスをとることが大事です。
もっとカーテンにこだわりたい!
既製品でも、機能性が充実したものや素敵なデザインはたくさんあります。
だけど、本当に心地良い部屋にしたいと思うなら、カーテンのサイズは何より重要。
オーダーカーテンを検討してみる
サイズが合っていないだけで、安っぽく見えたり残念な印象になるのは、カーテンは面積が広いため視界に入りやすく、部屋の印象に大きく影響するから。
1cm単位であなたの部屋にぴったり合わせることができる、オーダーカーテンを検討されてはいかがでしょうか?
比較的安価で対応してくれるカーテン専門店も増えており、いっしょな柄でクッションをおそろいにすれば、部屋の印象がUPすること間違いなし!
遮光や遮熱タイプに、好みのデザインがない!
日射熱や紫外線をカットしてくれるガラスフィルムを窓に貼るのも手です。
機能性とデザイン性の両方にこだわりたい場合、機能性は窓に貼るフィルムで、カーテンはデザイン優先で選んでみてはいかが。
【Amazon】窓用フィルム 窓断熱・遮熱シート UVカット 紫外線カット 日差し対策 ガラス飛散防止 防犯フィルム
汚れていないよね?
気がつけば、カーテンを取り付けてから一度も洗ったことがない…、そんな方も多いことでしょう。
室内の汚れだけでなく外からの空気の出入りする場所にあるので、カーテンは見た目以上に汚れているのです。
「ウォッシャブル」表示のものならご家庭で洗濯できるので、「こんなところにカビが!」とならない前にカーテンのお手入れを!
光や空気の出入りする窓辺の演出を、カーテンの機能とデザインの両方からこだわって、気持ちいい毎日を過ごしていきましょうね。
まとめ
部屋の主役にも脇役にもなるカーテン。
選び方のポイントは、
- 部屋の用途に合わせて、機能性を重視
- 家のイメージに合わせて、デザインを重視
- 窓に合わせて、サイズを重視
カーテンえらびをたのしんでくださいね!
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