梅雨時期は、外出するのもおっくうだけど、家の中にいてもジメジメして憂鬱。
この時期だからこそカビやダニが気になるし、掃除しなきゃとは思うんだけど・・・。
なんかやる気が起きて、効率的に掃除ができる方法はないのかしら?
こんにちは!
住まいと暮らしのコンサルタント くらリノ です。
ありますよ!
梅雨時期だからこそ、掃除するメリットだってあるし、きれいにしないでいるなんてとんでもない!
年末ではなく、梅雨こそ掃除のベストシーズン!!
なぜなら、「湿気と気温」を利用できるから。
掃除のポイントを押さえれば、他の時期より効率的に掃除ができ、年末がラクになりますよ。
梅雨に掃除をする理由と、どこが掃除をするポイントなのか、詳しく述べていきましょう。
目次
年末より、梅雨時期が向いてる理由
梅雨は蒸し暑くて不快な季節であるけれど、反対にこの梅雨の湿気と温度を、掃除に有効活用してみましょう。
憂鬱なんて言ってないで、ポイントを抑えたお掃除で、気分もスッキリさせましょうよ!
やるべき5つのメリットとは
梅雨時期は、
- 適度な湿気があることで、ホコリやカビの胞子が飛び散りにくい
- 湿気があるので、静電気が発生しにくくホコリが取れやすい
- 気温が高いと油汚れが液体に近い状態となり、ギトギト汚れも落としやすい
- 何かと忙しく慌ただしい年末より、気持ちに余裕ができ、お掃除に取り組みやすい
- そもそも、寒くない!水が冷たくない!真夏のように暑くもない!
大掃除のシーズンである12月は、乾燥して静電気が起きやすいので、ホコリがくっついて離れにくくなります。
また、大きな家具を動かすとホコリが舞いやすく、カビの胞子も拡散されやすいのです。
気温が低いとキッチンまわりの油汚れも頑固になり、汚れを落とすのも一苦労…。
実は、年末の大掃除って大変!
なにより、窓をあけて掃除したくても、寒さのため閉め切ったままの掃除になりがちですからね。
以上のような理由から、梅雨時期のお掃除をオススメするのです。
ホコリやカビを放置したまま、夏を迎えた悲劇
夏から秋は、ダニ発生の最盛期。
カビやホコリを放置したままでいると、これらをエサにダニが発生しやすくなり、秋に死骸となって、アレルゲンになることもあります。
ダニ発生前に予防しましょう。
本格的な夏前の梅雨時期が、健康を考えた上でも、掃除のベストシーズンというわけなのです。
どうしても掃除するべき場所はどこ?
とはいえ、家じゅうなんてやりたくない、効果的にポイント絞ってやりたいですよね。
普段はなかなか手が回らず、年末の大掃除時、寒さに震えながらイヤイヤやっているような場所がオススメ!
ポイントを3つあげますね。
①湿気を含んで、窓や網戸の汚れが落ちやすい
花粉や黄砂が残る窓まわりは、乾燥して汚れが固まる前の梅雨時期こそお掃除するべきところ。
とくに、小雨の日が湿気を含んで汚れが落ちやすいためオススメです。
網戸も同じ。乾燥した晴天時はホコリが飛び散ってしまいますが、曇った日や小雨の日にやればその心配もありません。
網戸にホコリが付着したまま拭き取ると、細かい網戸の目にホコリが詰まってしまうので、まずは掃除機でホコリを取り除きましょう。
掃除したい面の裏側に新聞紙を当てながら掃除機でホコリを吸いとります。
その後、市販の網戸用お掃除シートなどを使うとカンタンです。
拭いたあとは、雨にあたる角度で半日立てかけておけば、効果もアップ!
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②カビの温床、浴室は特に念入りに
普段からカビ発生を防ぐため、「汚れを残さない」「水気を拭き取る」「除湿と換気」を心がけていることと思いますが、毎日の習慣についておさらいです。
- 入浴やシャワーの後は、壁や床の汚れをシャワーのお湯で流し、そのあと水をかけて浴室の温度を下げておく
- スクイジーなどで天井や壁の水気を切る
- 窓を開けたり、換気扇なら3時間以上換気をする
※「浴室のカビ対策」について、こちらの記事も合わせてお読みください。
普段のお手入れに加え、特に手をかけたいポイントとは
毎日お手入れしていても、どうしても天井や換気扇まわりには、カビの胞子が付着しています。
換気のために窓をあけたり換気扇を回すことで、かえってカビの胞子を撒き散らす事にもなりかねないので、カビ発生前に念入りに掃除をしましょう。
そのほか、下記のポイントもお忘れなく。
- シャワーホース
- 風呂フタ
- 浴室のドアのパッキン部分
- 床と壁の境目、目地部分
汚れを落としたら、カビ予防剤などを利用するのもいいでしょう。
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③油でギトギト、ヌルヌル排水のキッチンなんて…
キッチンまわりで、一番掃除が面倒だと感じるところ。
そろそろしなきゃと思いつつ、なかなか手を出せないまま何ヶ月も…、となっていませんか?
気温が高いこの時期は、レンジフードについた油汚れが緩みやすく、洗剤の効果も高まります。
- ファンやフイルターなど外せる部品は、洗剤をお湯で薄めた液につけ置き洗い。
- お湯も冷めにくいので、冬よりも短時間で油汚れが落ちますよ。
- 本体部分は洗剤液をスプレーし、キッチンペーパーなど塗布したまましばらく時間をおいてから、固く絞ったタオルで拭き取りましょう。
セスキ炭酸ソーダ
石油系洗剤に抵抗あるナチュラルクリーニング派にオススメで、レンジフードだけでなく一般的な掃除や洗濯など幅広く活躍します。
ダンボールにごみ袋を二重に掛け、そこにお湯を入れてつけ置きされてる方も…。
汚れとともに、イヤなニオイが気になる時期。
排水口に溜まったゴミは、こまめによく水を切って捨てましょう。
油脂や食材カスなどで、排水管が詰まっていないかのチェックも大事。
普段から詰まりの原因になるものは流さないようにし、詰まる前の早めのお手入れを心がけましょう。
重曹・お酢(クエン酸)・お湯
パイプ専用の液体クリーナーもいいですが、水の流れが悪くなったと感じたときは、まず身近にあるものでお手入れを。
- 半カップほどの重曹を排水口にふりかける
- 1カップの温めたお酢、またはクエン酸(大さじ2杯をお湯に溶かす)を、まんべんなくふりかける
- 10分放置(排水口の洗浄)した後、1カップの60度くらいのお湯を流しさらに10分放置(排水管の洗浄)
- 勢いよく大量の水で洗い流す
雑菌が付きやすい梅雨だからこそ、まな板、スポンジ類、ふきんなどの除菌も念入りに。
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さらに、開運スポットのベランダもポイント!
本格的な雨風の激しいシーズンの前に、掃除しないでいると運気が下がってしまうと聞いたら、あなたはどうしますか?
梅雨は、風水で邪気と言われる「湿気・カビ・ホコリ・ダニ」の大発生する時期。
家が邪気の温床になりがちです。
今まで述べた3箇所のお掃除とともに、もうひとつこの時期にやっておきたい場所・・・
それは、「第二の玄関」とも考えられるベランダです!
部屋だって掃除の手が回らないのに…と思うかもしれませんが、内と外をつなぐ場所だからこそ、「良い気を取り込み、悪い気を追い出す」ようにしたいですよね。
汚れも湿気も邪気も、室内から追い出そう
ゲリラ豪雨など、毎年大雨が多くなるこの時期。
いつのまにかゴミが溜まって排水溝を防ぎ、あふれた水が室内に浸水する場合もあるそうです。
また、ベランダの床には花粉や黄砂も溜まっているため、舞い上がりにくい今のうちに掃除するのがオススメ。
排水溝の泥汚れは、流れ込む雨水を利用してデッキブラシなどで落としましょう。
同時に、手すり、物干しざお、雨樋などのチェックも忘れないでくださいね。
まとめ
梅雨時期は、つい「カビ対策」にばかり目が向きがちですが、あわせて「梅雨だからこそのお掃除」が大切です。
湿気と気温を利用することで
- ホコリやカビの胞子が飛び散りにくい
- 静電気が発生しにくくホコリが取れやすい
- 油汚れが落ちやすい
- 気持ちに余裕ができる
- 寒さに耐えながら掃除しなくてもいい
「部屋干しの工夫」「カビ対策」など、梅雨に必ず必要なことを述べているので、こちらも参考にしてくださいね。